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基本理念

 中国では学術の優れた中医師のことを「名老中医」と呼ぶ。三人寄れば文殊の知恵と言われるように、鍼灸に携わる者が集い、意見を交わせば、その学術は「名老中医」に匹敵すると考える。そして勉強会を通して全員が学術を共有できれば、一人一人が素晴らしい鍼灸師になれるのではないかという考えのもとに「軒岐会」は立ち上げられた。
 軒岐とは黄帝内経に登場する黄帝の名前である軒轅と、その先生である岐伯のそれぞれ一字を取り名付けられた。「軒岐会」は黄帝と岐伯が問答をするように、講師と生徒という一方通行の勉強会ではなく、参加者全員が意見を交わし、同じ情報を共有できる勉強会を目指す。
 ここに軒岐会の基本理念を定める。

『仁心』人を想う心を重んじる

  1. 軒岐会は、自らが一治療家であり一治療家と成り得る人物である自覚を持ち、誇りと責任を決して忘れない。

  2. 軒岐会は、活動すべてが患者さんのためであると常に胸に留め、奉仕の精神を重んじる。

  3. 軒岐会は、誰かのために救いの手を差し伸べられる鍼灸師へと成長することを目指す。

 

『学術』広く深く知識と技術を求める

  1. 軒岐会は、現在存在する最高の鍼灸治療理論・技術を後世に伝える。

  2. 軒岐会は、終わりのない鍼灸という道を探求し続け、学術を共有する。

  3. 軒岐会は、一人一人の「なぜ」を重んじ、対話や議論を根幹とすることで、自ら学び考える力を養う場を設ける。

 

『志道』篤く道を志す

  1. 軒岐会は、開かれた鍼灸師の団体として常に学ぶことを忘れず、互いに鍼灸道を共有し、日本鍼灸界全体の発展に寄与する。

  2. 軒岐会は、今後日本鍼灸界をけん引する人材が成長する場を提供する。

  3. 軒岐会は、飽くなき向上心を持ち続け、驕ることなく常に邁進する。

 

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